身体の不自由な方のための意思伝達装置
自分の気持ちを周囲に伝えたい、周りの景色を眺めたい、本やテレビを自由に楽しみたい。それは身体の自由が奪われ、話すことさえ困難になっていく、さまざまな難病と闘う患者さんの切実な願いです。日立にはかつて難病と闘った社員がいました。その経験を少しでも役立てようと生まれたのが意思伝達装置「伝の心(でんのしん)」です。センサーを使用し、身体の一部をわずかに動かすだけで、文字を「伝の心」システム装置に入力して自分の気持ちを言葉にできるのが「伝の心」。また文章を作るだけでなく、DVDやテレビなど機器の操作といった機能を搭載し、患者さんの生活の質の向上を支援します。さらにインターネットや電子メールを利用して、これまでの仕事を継続する、新しい活動をはじめる、というようにさまざまな可能性をひろげることもできます。「伝の心」は患者さんの意思を解き放つ翼になります。
●視線入力装置を導入したいが、視線入力装置では給付対象外の方
●進行性の病気をお持ちの方
●意思伝達装置の導入検討をしている方
●補装具給付:給付支給対象者は自己負担0円~最大37,200円(所得区分による)で導入可能です。
伝の心は、文章作成・DVDやテレビの操作・写真や絵の使用・メールを送る・本をめくる・ゲームを楽しむことができます。また、オプション機能として、視線検出式入力装置・なんでもワイヤレス・あなたの声®などの機能を追加することも可能です。